たまご新聞「たまごの大きさはいろいろ-2」
広島県庄原市で採卵養鶏場を営んでいます、有限会社グリーンファームです。
今回は黄身と白身の割合について、いろいろなサイズの卵を割ってみてみました。
参考書的には、卵殻:卵黄:卵白の重量割合は日齢、季節により多少のばらつきはありますが、1:3:6になっています。
「大きい卵ほど卵白の割合が多い」…とよく言われていますが、鶏種や日齢によっても割合が違うようです。
鶏種によって卵重(卵の重さ)は異なります。この時、卵重が小さい卵は卵黄比率が高く、反対に卵重が大きい卵は卵黄比率が低い傾向にあるようです。たしかにウズラの卵って、白身の層が薄くて黄身がたっぷり、というイメージです!ダチョウの卵は、どうなのでしょうか?割ったことが無いです…
日齢が進むと卵が大きくなる傾向にありますが、その際に変化がいちばん大きいのは卵黄で、卵殻、卵白はその分減少していく傾向にあります。卵が大きいほど、卵黄は大きいようです。
そこで、サイズ別に割って並べてみました!
重量を比較するのが確実ではありますが、今回は見た目の比較をしてみることに。
S~Lは、あまり変化がわかりません。Sは、少しだけ小さく見えます。
ただSSは明らかに小さく、LLは大きいですね!あとは重量を計って比較したほうがよさそうです。盛り上がりにも差がありますからね。卵白の割合も、見た目だけでは判断できませんでした。
朝食の目玉焼き。SS~Sサイズの目玉焼きは、小さいお子さん用に良いかもしれません。ゆで卵にも、いいサイズです☆
ちなみに右上の小さい卵はSS以下のサイズ。黄身が小さすぎるとなんだか物足りないなぁと思ってしまいます。
黄身がたくさん必要なときは、大きい卵を買ってくださいね!