たまご新聞「たまごの大きさはいろいろ-1」
広島県庄原市で採卵養鶏場を営んでいます、有限会社グリーンファームです。
卵の大きさを気にしたことはありますか?農場で働くようになる以前は、私はあまり気にしていませんでした。
日本では農林水産省が卵の規格を定めていて、1979年に定められたものが現行の取引規格の基準となっています。
ラベルの色も決まっているんです!見たことありますか?この色付きのラベルがついたパック卵は、今はあまり見られなくなっているようです。
最近の、よく見るパック卵は「定重量パック」と呼ばれる10個入りパック卵で、MS~LLサイズの卵が混ざったものです。
40 g未満、76 g以上の卵は規格外卵という扱いになります。でもスーパーなどでは見ることができないので、よく言えば養鶏場直販でしか手に入らない、レア卵です☆大きな卵は規格外ですが人気なんですよ☆
卵の大きさは鶏種によっても変わってきますが、同じ鶏種であれば卵を産む鶏の日齢によって異なります。卵を産み始めの若い鶏の卵は小さくて軽く、日齢が進むにつれて卵管が太くなり、卵も大きく重くなります。
ちなみに、当社の鶏でSSサイズを産むのは若い、卵を産みたての子くらいです。
生後1日で農場に来た鶏は、生後130日ごろから卵を産み始めます。そんな若鶏が初めて産んだ卵を『初卵(ういらん)』と呼び、昔から長寿や安産に良い縁起物とされています。卵を産み始めた若鶏の卵は、サイズは小さいですが、ハリのある、若さあふれる卵です!つるつるピカピカの卵です☆
つるつるピカピカ具合は、また別の記事で紹介しますね!