鳥インフルエンザ対策
広島県庄原市で採卵養鶏場を営んでいます、有限会社グリーンファームです。
今シーズンは鳥インフルエンザの勢いが止まらず、各地で発生しその殺処分された羽数は過去最多を更新中です。十分と思われる対策をしていた農場でも発生していると聞きます。原因がはっきりしないのが悩ましいです…
一年を通して鶏病予防のために対策をしていますが、この時期は特に慎重になります。防疫の一つとして消石灰の散布があり、当社もこの時期になると農場のあらゆる場所に消石灰を撒きます。雨が降ったら流れてしまうのでまき直しが必要になります。でも鳥インフルエンザを予防するためには欠かせません!
消石灰は水酸化カルシウムで、強アルカリ性。あらゆるウイルスや細菌への消毒効果があります。空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムとなるため、環境にもやさしい消毒剤です。(炭酸カルシウムといえば、卵の殻も炭酸カルシウムでできていますね!)
水に溶けにくいとはいえ、雨が降れば流れてしまうし空気は無限にあるわけですから、そのうち効果がなくなってしまうわけです。なので何度もまき直しが必要です。なかなか手間暇かかる作業ですが、日々頑張っています。